8月4日から県庁にて、県政調査会が始まりました。主要事業の進捗状況の説明を受け、9月議会に向けて事業の追加や補正予算など、地域からの声をそれぞれの議員が発表し要望します。4日の初日には、政策企画局や総務局から県財政の状況、行財政改革の取組状況、次期あいちビジョン、ジブリパークの整備についての説明がありました。その後質疑が行われました。
今回はコロナ感染予防で密にならないよう、リモート会議も同時に行われ、約15名ほどの議員が自分の事務所からの参加でした。県庁の会議室にいる議員からの質問の後、リモート参加者からの質問もありましたが、トラブルなく進行しました。2日目は社会基盤整備調査会で建設局関係が中心で、午後からは農業水産局でした。7月は各地で豪雨災害があったので、愛知にとっても重要課題です。
3日目は健康福祉調査会、午後は産業振興調査会でした。新型コロナウイルス関連の質疑が多く、白熱した議論となりました。愛知は10日連続でコロナウイルス感染者が100人超えのため、この日、ついに愛知県独自の「緊急事態宣言」が発令されたのです。「お盆休み中の行動・活動を自粛してもらい、感染拡大防止をしたい。」と大村知事から県民への呼びかけがありました。
最終日は警察本部と教育委員会の教育治安調査会、午後からは県民文化局と環境局の県民環境調査会でした。昨年末、せっかく交通事故死者数ワースト1を返上しましたが、今年になって現在ワースト1です。交通死亡事故抑止や犯罪防止の対処等が提案されました。教育関係は学校における新型コロナウイルス感染症対策への取組や第20回アジア競技大会についての内容でした。
県民文化局からは、多文化共生社会づくりの取組や新・国際芸術祭、私立学校に対するコロナウイルス感染症対策について説明がありました。環境局からは地球温暖化対策、循環型社会の形成、生物多様性保全の取組の推進についての説明でした。直接、県民の意見を届けられる場なので、議員からは厳しい意見や要望が出されます。この後、政調会が開催され知事への要望書としてまとめます。